軽くて丈夫、チタンのめがね
ビジネスやフォーマルなシーンで使われることの多かったメタルフレームは、カジュアルで個性を出しやすいプラスチックフレームに長らく押され気味でしたが、丸メガネに代表されるクラシックフレームの人気でメタルフレームもすっかりおしゃれメガネのポジションを獲得しました。
また、メタルフレームは軽い掛け心地や、素材の強度の高さなどでとても実用的。メガネ愛用者には嬉しいアイテムです。
メタルフレームに使用される素材はニッケル合金やチタンなどがありますが、現在はチタンが主流になっています。チタンは鉄の半分ほどの軽さで、鉄以上の強さがあり、耐蝕性が良い素材です。人体との親和性の高さから医療分野でも使用されているほどです。着用時間が長く、肌に直接触れる眼鏡がアレルギーが起こりにくく、軽くて丈夫とあれば安心して掛けていられます。
チタンの種類には大きく分けて純チタンとチタン合金に分けられ、メガネではパーツによって、より適したチタンを使い分けています。
剛直な印象の純チタンに対して、ベータチタンはチタンにバナジウムやアルミニウムを加えた優れたバネ性があるチタン合金です。しなやかなベータチタンをテンプルに使用することで柔らかな掛け心地へと導いています。
反面、柔らかな金属は頼りなく感じてしまいますが、実はしなやかなバネ性が適度に力を逃がして頑丈さを保ってくれているのです。
チタンを眼鏡に採用したのは、日本の眼鏡生産シェアの9割以上を占める鯖江市が世界で初めてだそうです。
掛ける側にはメリットの多い素材ですが、作る側には加工の難しい作り手泣かせの素材です。
世界シェアでも2割を占める鯖江のメガネは直往邁進。良いものを信じる強さを感じます。
チタンの軽さ、ベータチタンのしなやかさを是非、店頭でお試しください。
皆様のご来店をお待ちしております。
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