ロイドオリジナルのこだわり②
レンズとレンズを繋ぐ「ブリッチ」は太さや位置、デザインによって眼鏡の第一印象を変えるほど、目に付くパーツです。
ロイドオリジナルのコンビモデルで使用しているラインの太いメタルブリッチは
一からデザイン、プレスしたオリジナルブリッチになっています。
プレス加工は金型で強圧して成形などを行う技術で、プレスすることで金属の結晶を微細化し、粘り強さと強度が増します。
プレスで成形されたブリッチは、マシニングセンタという工作機械で穴あけをします。
このマシニングセンタは様々な別の作業をこなせるので、作業が変わる度に取り付け直す手間が不要な万能機械です。更に数値制御プログラムを使用することで高精度、高品質の加工が可能で、福井のマシンメイドの凄さを物語っています。
これらを終えたブリッチはいくつもの磨き工程で丁寧に磨かれ、最後にメッキをかけて様々な色付けをされ、完成します。
ロイドオリジナルの金属はチタンを使用しています。チタンは軽量で耐久性、耐食性に優れ、アレルギーを起こしにくい、眼鏡に最適な素材です。反面、加工の難しい素材でもあります。
通常のメガネのプレスで3回程度、厚いチタンを使用すると7,8回プレスすることもあり、プレスの回数が増える程、チタンが欠けやすく難しい作業になります。
オリジナルのブリッチでは4、5回プレスして彫刻的な立体感あるシャープなデザインを出しています。ラインの凹凸が鮮明に出るようプレスしたり磨いたりする作業が、眼鏡のセンターを位置取る「ブリッチ」の完成度を大きく左右します。
難しくリスキーなパーツをあえて太く、飾りを入れる事で、フレームの表情を豊かにし
シャープで力強い表情を作り上げています。
是非、お試しにお立ち寄りください。